フリーランスの活躍場面の拡大と確定申告

フリーランスとして仕事を始めたばかりの最初の頃は、一つの仕事をとることも大変かもしれませんが、自分なりに努力を重ね、スキルを磨き、経験を積んでいくうちに活躍場面が広がってくるでしょう。
そうすると、自然に得意先企業の数も増えてくることになります。
さらに、仕事が忙しくなるため、事務作業のための時間を取ることも大変になってくるでしょう。
しかし、確定申告書作成の準備は定期的にやっておかないと大変になってしまいますので注意が必要です。

所得税の確定申告書の提出期限は、個人事業の場合、翌年の2月16日から3月15日です。
その年が終了してから申告まで時間があると感じるかもしれませんが、活躍場面が広がって忙しくしていれば、おそらくあっと言う間に提出期限が来てしまうでしょう。
そのため、少なくとも月一回は支出した証憑を記帳して、月次の売上げと必要経費の集計をしておくといった心がけが必要になります。同時に、自分の所得状況や資金の状況を定期的に把握できるというメリットもあります。

また、活躍場面が広がったことにより得意先企業が多くなった結果、年明けに送られてくる源泉徴収の書類の管理も大変になります。
得意先ごとの売上げデータと源泉徴収金額も売掛金の振込みがあった都度、請求書と照合しながら確認しておきましょう。
そうすることで、送られてくる源泉徴収の書類との照合や、確定申告書を作成する際の作業をスムーズに進めることができます。

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